Lily's Diary

リリーズニュース

カテゴリ: 支援の旅

前回の旅寄稿④から3週間が経ってしまいましたが、「トルコ地震被災地支援旅寄稿」続きのレポートです!まずは嬉しいお知らせから。大変な地震被害を受けたサマンダー市に、ハンガーゼロの支援によって、幼稚園が建設されたのです!日本の皆さんの支援が確実に実を結んでいることは、大きな喜びですまだ内装工事等これからですが、きれいな園舎がほぼ完成し、壁には「ハンガーゼロ」のロゴも張ってあって~、この建設に関わっておられた申スタッフも感無量の表情でした
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ハンガーゼロ支援幼稚園園舎にて申スタッフ
私達の訪問に合わせて、「オープニングセレモニー」が行われ、サマンダー市の教育長さんたちと共に、テープカットを行いました幼稚園は、建物だけでなく、先生・教える内容・カリキュラム等々が必要なので、市の教育庁と連携して運営していかれます。地震は辛いことですが、ここに子供たちが学ぶ施設が出来たことは、特別なことだと喜びがあふれました
ハンガーゼロHPの動画もご覧下さいませ↓

森祐理親善大使トルコ地震被災地訪問 〜幼稚園建設〜
 
https://www.youtube.com/watch?v=RYOHj1DMOPE

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セレモニーの後、記念コンサートも行いました。子供たちも大人も大喜びで盛り上がった時になりました!トルコ伝統楽器サズ奏者のエルドアンさんとコラボして、「ウスクダラ」を歌ったこともすっごく楽しかったです!その動画がありますので~ぜひお聴きくださいませ
幼稚園開所式コンサート

ハレルヤ!5月9日~13日の5日間、第2回目の能登半島地震支援コンサートに赴きました!今回は、輪島市門前町、小松市、七尾市などで5回のコンサートを行い、心つなぐ時を持つことができました。被災者の方々と触れ合い、涙し、私自身も癒された時になりました。お祈り本当に感謝です!!
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最初のコンサートは、輪島市門前町での「青空コンサート」。総持寺通り商店街にある駐車場広場には、テントを張った特設ステージ⁉が組まれ、椅子もずらりと並べられています。雨天の時は中止だったので、快晴でよかった~本当にハレルヤ!文字通り青空コンサートでした
この日は、茨木ロータリークラブのメンバー総勢11名が大阪からトラックで駆けつけられ、「たこ焼きと綿菓子」の炊き出しをして下さいました!
ロータリーの皆さんがおそろいのTシャツを着て、汗をかきながらたこ焼きを焼いている姿に感激!地元の方々も「おいしい、おいしい!」と喜んで、中には「孫に持って帰る~」と両手にたこ焼きのお皿を持って帰る人も私も、「たこ焼き美味しいよ~」と叫びながら、お客さん集めをしました~
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小さな町ですが、どこからか人が集まってこられて、コンサートが始まる時間になると、並べた椅子はいっぱいに!皆さん、期待いっぱいです!ここは大変な被害に遭われた地で、周囲は壊れた家や「危険」と張り紙がある建物に囲まれています。そんな場所での野外コンサート、スタートです
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歌い出すと、すぐに手拍子で盛り上がります!「青い山脈」「リンゴの唄」「上を向いて歩こう」…知っている歌はすぐに歌ってくださって、皆さん、満面のえがお私の方が嬉しくなりました!
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でも「故郷」などを歌い出すと、やっぱり皆さん泣かれます我慢していたものが堰を切ったようにあふれ出し、肩を震わせてなく方も、、、肩に手を置きながら、祈りを込めて歌いました。
「あの壊れた家が、私の住んでた家です。そこで首まで埋まっていたけど、孫が引っ張り出してくれて助かった」「家と実家が近くにあったけど、両方つぶれて仮設住宅にいる。これからどうなることか…」「家の撤去すらできない、先が見えない状況だ」辛い思いを打ち明けてくれた人々、ひたすらに手を取り祈るしかできませんでした。
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今回のコンサートは、商店街にある沢田陶器店の沢田さんたちが行き届いたご準備をして下さいました。また門前聖書教会のトラス先生ご夫妻が地域の方々と、とても良い関係を築いておられ、それゆえに行うことのできた時となりました。トラス先生は、昨年5月に赴任されたばかりですが、本当に尊いお働きをなさっておられます。
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今回は、TV「ライフライン」の収録もありました。来年1月の放送のためです。久しぶりに美砂子さん、谷川さんともお会いできて嬉しかったです!
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3月に来た時と、ほぼ状況は変わっていなくて、つぶれた家もそのままの状態でした。。。復興にはかなりの時間がかかると思います。それでも地元の方々は、一生懸命前を向いておられます。「この辺りは、ボランティアもそんなに来てくれなくて、今日は本当によく来てくれた」そう言って涙を浮かべておられたおばあさんの表情が忘れられません。まだまだ厳しい状況ですが、それでも頑張っておられる方々の姿に励まされました。歌で支援をお届けできたこと、本当に嬉しく胸いっぱいになった1日でした。ロータリーの皆さん、ハンガーセロの皆さん、地域の皆さん、すべてのみなさんに感謝、感謝!この地域に、1日も早く笑顔が戻りますように!!!
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バスで9時間の旅をして到着したイスケンデルンの町は、地震の大きな爪痕があちこちで見られました。瓦礫が山積みとなり、レンガが散乱していて、言葉が出なかったです。壊れたアパート、崩れた家、今にも真っ二つに裂けそうなビルもありました。
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翌日、イスケンデルン教会を訪問し、ジェム牧師と面会しました。彼は、この震災で弟さんご夫婦を失っています。静かな口調で当事の状況を話して下さいましたが、深い悲しみが伝わってきました。弟さんご夫婦の息子さんは、ちょうど家具と家具の間にいて助かったそうです。助かったとはいえ、両親を失い生きていかなければならないです。それでも一年経って、ご両親の分まで頑張って生きようとしていると話してくれました。
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私も震災で弟を失った証しをして、それゆえにトルコ地震の支援にも携わっていることをお話しました。ジェム牧師も、神は必ず深い御心を成して下さる、という信仰に固く立ってこの地で牧会されておられます。共同牧会者の方と二人三脚で、主の働きを成しておられる姿にとても励まされました。
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その後、韓国救世軍やKFHIの施設を訪問。ここでは婦人たちがミシンの作業をし、子供たちは絵や音楽を習っていました。被災者の方々ですが、私たちの訪問をとても喜んでくださって、手作りのアクセサリーなどをご用意くださって感激でした!
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子供たちに紙風船や折り紙を教えて、一緒に歌いましたと言っても私は折り紙が全くダメなので~岡兄がすごく上手で、私も生徒になって習いました~(^^)。みんな大喜びです。
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子供たちと「しあわせなら手をたたこう」のトルコ語版で歌うと、大盛り上がり。子供はどの国でも同じ輝く瞳をもった宝物ですね。その様子を動画でご覧下さいませ
➡https://youtu.be/a7AGg6ySLao?si=X1Rm93zr4uwvnTrZ
明日は、いよいよハンガーゼロが支援する幼稚園のオープニングセレモニーです
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ディヤルバクルでのコンサートを終えた翌月曜日、いよいよ地震被災地へ向かいます。ディヤルバクルからイスケンデルンまで距離にして420㎞、高速バスで約9時間の旅です。大丈夫かな~とちょっぴり心配でしたが、大型のきれいなバスで良かった~いざ乗り込みます!
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バス内では、お菓子とドリンクのサービスがあって、チャイは飲み放題。トルコの人は、本当にチャイがお好き。男性でもお年寄りでもチャイを飲みながらおしゃべりしている姿をよく見かけました。インドのチャイと違って、ミルクをいれないのがトルコ風。濃い目に煮出してお湯で薄めて飲みます
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車窓からは、雄大な台地が果てしなく広がり、遠くで羊が草を食んでいます。トルコも春の季節で、緑が美しく、景色に癒されました~。
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チャイを飲みながら車窓の風景を眺めていると…やっぱりトイレが心配でしたが~けっこう頻繁に停まってくれて助かりました~でも有料なので、何度も行くお金がかかります(しかも和式でした~
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昼ごはん休憩もあります豆料理や煮込み料理を選んで、ごはんやパンと一緒に食べるトルコの家庭料理がバス休憩所の食堂にあります。味付けも素朴で美味しかったです!トルコでは、食事の時に、「アイラン」というヨーグルトに塩を入れたドリンクを飲みます。結構しょっぱいです~
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バスステーションは、お土産物屋さんが並んでいてすごく面白い!旅気分アップです!トルコに来てすぐにコンサートが続きましたが、この移動日で少しホッとして異国の雰囲気を味わいました!
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午前9時に出発して、午後6時にイスケンデルンへ到着!9時間の道中、ガズィアンテプやカフラマンマラシュという震源地も通過しました。伺うと、今回の地震は、震源地よりもハタイ県一帯がさらに酷い被災状況だそうです。到着したハタイ県イスケンデルンもかなりの被害状況で、現地を歩きながら言葉を失いました。明日からこの被災地でコンサートや集会が待っています。主に祈りつつ就寝
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ディヤルバクル(銅の国という意味)は、トルコ南東部にある都市で、多くの住民がクルド人です。最も古い部分は、297年に造られたという城壁に囲まれた古代からある町で、とても趣があります。細い石畳の小道が続く先にある「ディヤルバクル教会」も、石造りの素敵な会堂でした。
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11時からの礼拝で、申さんがメッセージ。その前後に2曲ずつ賛美する・・・という予定でしたが、聖餐式が入り、子供の挨拶が入り、そしてなんと礼拝中に突然、「12時半からコンサートになります!」とアナウンス 「えぇっコンサート!?」急遽、歌う曲目を選んで準備しました~(汗)
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「教会なので自由に賛美して、イエス様のことも証してください」とアフメット牧師。イスラム教の方が多い社会で、このように賛美できると思わなかったので、感激しつつ賛美しました。一般の方々も来てくださって、すごく盛り上がって力いっぱい賛美し、素晴らしい主の臨在に満ちたコンサートになりました、ハレルヤ!
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トルコは、音楽の授業がないそうで、楽譜を読めない方がほとんどだそうです。礼拝での会衆賛美も、音程バラバラ~でびっくりしましたが、みなさんイキイキ喜んで賛美しているのですこんなに喜んで歌っている姿を、主はどれほど嬉しく感じておられるかな~と思うと感動が湧いてきました主は心を見られる・・・私も素朴な喜びの賛美を捧げたい、そう思いました。
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礼拝後、す~てきなレストランにお連れ下さいました日本でもなかなか行けないようなオシャレなお店で、ディヤルバクル料理を堪能。お肉料理やブドウの葉でお米を巻いたもの、ナンの上にスパイシーなお肉を置いたピザなどを、「アイラン」というヨーグルトに塩を入れたドリンクを飲みながら食べます。ちょっとイスラエル料理に似た感じで美味しかったです
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さぁ明日は、いよいよディヤルバクルからイスケンデルンまで約420キロ、高速バスの旅です

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